最近のことですが、パソコン会員さんから「インターネットを開くと、ページが表示されない」という電話が入りました。
すぐに、モデムやLANケーブルの接続を確かめてもらったのですが、特に問題はなさぞうです。
インターネットエクスプローラーのオプションから閲覧の履歴やクッキーの削除を行ってみても効果がありませんでした。
いろいろと考えてみて、もしかしたらと思ったのが「Windows Update」です。
電話があった週には、Windows Updateの重要な更新がたくさんきていたことを思い出しました。
そこで、もしかしたらと思い、手動でWindows Updateを行ってもらうことにしました。
すると、Windows Updateが終わると、何事もなかったかのようにインターネットでページが表示されるようになったのです。
Windows Updateが完全に行われないと、インターネットのページが表示されないという現象は初めてだったのでびっくりしました。
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同じような時期に、今度は別の現象に遭遇しました。
これは、教室に自分のパソコンを持ってきてレッスンを受けていた会員さんのパソコンで起こったトラブルです。
その会員さんのパソコンでインターネットを開くと、普通のページは問題なく見えるのに、httpsのページだけが表示されないという現象が現れました。
この場合も、履歴の削除、クッキーの削除、インターネットエクスプローラーのリセットなど、ありとあらゆることをやってみたのですが、どうしてもhttpsのページだけは表示することができませんでした。
そこで、ブラウザを変えればと、Chromeで同じようにhttpsのページを見ようとしたのですが、Chromeでも全く同じでhttpsのページだけが表示されないのです。
もしかしたら、ウイルスに感染しているのではと思い、ブラウザのアドインソフトなども見たのですが、その傾向はありませんでした。
最後に思いついたのが、やはりWindows Updateでした。
Windows Updateを手動で開くと、重要な更新の中に「framework」に関わる更新が1つだけあったので、それをインストールしました。
そうすると、インストール後には、全く問題なくhttpsのページにアクセスすることができるようになっていました。
この場合は、ブラウザに限らずhttpsのページがブロックされたので、ネット経由の暗号化に関わる何らかのアップデートがあったのだろうと推測されました。
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このように、Windows Updateを完全に行っていないことが致命傷となって、インターネットにかかわるトラブルが発生することがあります。
このようなトラブルに遭遇した方は、まず最初にWindows Updateをチェックするようにしてください。