Macのパソコンの場合も、Windowsの場合と同様に、ファイル(複数)を選択して、右クリックして、「~項目を圧縮」を選択すると、自動でZipファイルに圧縮してくれます。
ところが、Mac上でWordやExcelで作成したファイルをこの方法で圧縮して、Windowsパソコンあてにメールに添付して送付すると、Windowsで解凍した場合、文字化けを起こすことが知られています。
このため、Macの場合は、OS標準機能を使用したファイル圧縮ではなくて、ソフトを使用したファイル圧縮をしたほうがいいとされています。
ところが、Mac用のファイル解凍・圧縮ソフトというのは、Windowsに比べると選択肢が少なくて、有料でないと手に入らないというものが多くて、さっとインストールしてすぐに使えるというものが少ないのです。
また、圧縮時にパスワードがかけられるという機能を持ったものは、ほとんどが有料ソフトでした。
また、Macの場合は、Apple Storeから購入することになるので、iPhoneなどを持っているのであれば、Apple IDを使って電話会社と契約しているクレジットカードで落とせるのですが、Macを持っているけど、スマホはAndroidという人にとっては、Apple IDをわざわざ自分のクレジットカードとリンクすることになるので、とても面倒です。
とくに、会社などでMacを使っている場合には、自分のクレジットカードでアプリを購入するわけにもいかないので、取扱いがとても難しいのです。
この時ばかりは、やっぱりWindowsパソコンであれば、無数のフリーソフトがあるので、とてもありがたいなあと思います。
ということで、いろいろと探し回ったあげく見つけたのが、「Keka」(英語でケイカと発音します)というフリーソフトです。
Keka(フリーのmacOS用圧縮解凍ソフト )
http://www.kekaosx.com/ja/
このソフトは、古いMacOSにも対応しているので、とてもありがたいです。
すべて英語のソフトなので難しいと思われる方もいるかと思いますが、設定画面で、圧縮形式としてZIP形式を選んでおけば、ZIP形式で圧縮されます。また、圧縮時にパスワードがかけられることも、Kekaの優れた点です。
基本的には、Kekaアイコンにファイルやフォルダをドラッグするだけで、圧縮してくれます。
Macでフリーのパスワード付き圧縮ファイルを作って、Windowsにメールで送り、Windows上で文字化けしないという環境を作りたい方は、ぜひ「Keka」を使ってみてください。
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追加記事
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上記の記事を書いた段階では、Kekaはウェブ上からダウンロードという形でしたが、現時点では、Apple Storeのアプリに登録されているようです。
残念ながら、無料ではなく有料となっていますが、とても有用なアプリなので購入してもいいと思います。