Windows7(8.1)とWindows10を共存させる方法

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1.Windows10に変更しても大丈夫か?


おそらく、Windows10へのアップグレードについての考えは、Windows7をお仕事に使っている人であれば、まずアップグレードすることは避けるように思います。業務で使用しているソフトなどが動かなくなる可能性があるので、無理にアップグレードする必要はないと思います。Windows標準で入っている既存ソフトなども、Windows10の環境では削られるものもあり、機能的にダウンする可能性もあります。

一方で、Windows8.1を個人で使用しているという人は、Windows10へのアップグレードに対しては積極的かもしれません。Windows10にすることで、機能が増えるということもありますが、タブレット環境よりデスクトップ環境に特化しているWindows10の方が使いやすくなる印象があるからです。

しかし、いずれにしても一旦Windows10にアップグレードしてみてからでないと十分に使えるかどうかわからないし、元に戻すのも難しそうということで、躊躇している人がほとんどだと思います。

安全なラインとしては、新しいWindows8.1のパソコンを購入して、すぐにWindows10にアップグレードするというのが一番無難な策ではないかと思います。


2.既存のWindows7や8.1とWindows10は共存できないのか?

今回、7月29日から配布されている無料アップグレードのWindows10は、既存のシステムの置き換えということでアップグレードを行うプログラムになっており、ハードディスクの空き領域にインストールできるようには作られていません。

つまり、既存のWindows7やWindows8.1を残して、別のハードディスク領域にWindows10をインストールすることはできないようになっているということです。

そこで、既存のWindows7やWindows8.1を残して、Windows10をインストールするためにはどのような方法をとれば可能なのかを考えてみました。


3.共存が可能な場合

通常、メーカーのパソコンに付属しているリカバリーツールは、ハードディスク全体に対してのディスクイメージであり、リカバリーを行うと、ハードディスク全体を書き換えてしまうことになります。

このような場合では、ハードディスク1つに対して、OSが1つしか入らないということになります。

これに対して、自分で購入したWindows7やWindows8.1のパッケージソフトを使ってOSをインストールする場合は、カスタムインストールを行うことで、ハードディスクの指定のパーティション領域にOSをインストールすることが可能です。

このようなカスタムインストールが可能な場合は、以下の方法を使って既存のWindows7(8.1)とWindows10を共存させることが可能です。

(1)パーティションサイズを変更できるソフトを使用して、ハードディスクの後半に空き領域を作成します。

※Windows標準のディスクの管理で、ボリュームの縮小などの方法でも可能ですが、一般のソフトを使う方が安全です。

(2)空き領域に対して、Windows7もしくはWindows8.1のOSをカスタムインストールします。

これにより、1つのハードディスク上に同じOSが2つ存在することとなります。1つは、これまで使用していたOSで、1つは、新しくインストールしたOSです。この場合、ライセンスの問題が生じるように思われますが、1つのPCに対してライセンスが付与されているので、1つのPC内に、同じプロダクトキーを持つOSが2つ存在しても、同時に起動することができない状況にあるので、ライセンスの競合は生まれません。(と私は解釈しています)

2つのWindows OSが存在する場合、パソコンの起動時にはWindowsのブートセレクタが表示されるようになり、起動するOSを選択して起動することができるようになります。

(3)新しくインストールしたWindows7(Windows8.1)をWindows Updateで最新にします。

(4)Windows Updateが完全に行われた段階で、Windows10へのアップグレードの案内が現れます。

(5)ここから、Windows10のアップグレードを実行します。

(6)Windows10のインストールが完了すると、ブートセレクタの中にWindows10の項目が表示されるようになります。

※インストールされたWindows10のプロダクトキーは、前のOSのプロダクトキーを引き継がず、新しいプロダクトキーになるようです。

以上のような方法で、既存のOSとWindows10の共存環境を作成することができます。


4.Windows10の新規パッケージを使う方法

9月4日からパッケージ版およびダウンロード版のWindows10が発売されるようです。価格は、Windows 10 Homeが13800円、Windows 10 Proが25800円ということです。

※ちなみに、Windows8.1のパッケージ版の販売は8月末で終了するようです。
※旧OSのパッケージ版の方が安いので、それを購入してWindows10にアップグレードする方法もあります。

既存のOSの領域の後ろに空き領域を作成した後、このパッケージ版Windows10を空き領域にカスタムインストールすることで、既存のOSとの共存ができるようになります。


5.Windows10の無料アップグレードは1年間有効です

いずれにして、Windows10の無料アップグレードは、Windows7とWindows8.1に対して、来年の2016年7月29日まで有効です。めずらしくマイクロソフトが無料で行っているサービスなので、有効利用するようにしましょう。



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# by nokotopics | 2015-08-21 17:57 | パソコン

Gmailを予約送信する方法(Gmail Scheduler)


★Gmailを予定した時間に送信する方法があります。


その方法は、Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートをGoogle Docsにコピーして、そのファイルに組み込まれたプログラムでGmailのスケジュール送信を行うという方法です。

Gmailをお持ちの方は、同じGoogle IdでGoogle Docsを使用することができます。
Google Docsというのは、Googleが作成したインターネット上にあるアプリです。

マイクロソフトのWord、Excel、PowerPointと互換性があるアプリとして、「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」というアプリをネット上で直接使えるようにしています。

これらのアプリで作成したファイルは、Googleドライブに自動で保存されるようになっており、コンピュータにGoogleドライブを組み込めば、ローカルのGoogleドライブフォルダと同期できるようにもなります。

今回使用するGmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートは、「スプレッドシート」というアプリで開いて実行するファイルです。

今回ご説明する「Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシート」を使うと、無料で20件までのメールのスケジュール送信ができるようになります。

より多くのメールを送信されたい方には、有料(Premium:39.99USD)で制限なしにスケジュール送信ができるようになります。

有料で使用されたい方は、こちらのページをご参照ください。

それでは、その手順について説明していきます。

1.Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのコピーをもらってくる


(1)まずはGoogle Docsのサイトに行って、Google IDとパスワードでログインしておきましょう!

(2)次に、Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのコピーをもらうために、このサイトに行きましょう!
  
(3)ここで、「Make a copy」というボタンを押しましょう!
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(4)そうすると、Google Docsの中にコピーが作成され、自動的にそのファイルが開きます。


2.Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのタイムゾーンの設定を行う


(1)これが、表示される画面です。

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(2)まず、メニューの「ファイル」をクリックして、「スプレッドシートの設定」をクリックします。

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(3)この設定の中で、地域と言語を「日本」、タイムゾーンを「(GMT+09:00) 東京」とし、「設定を保存」ボタンを押します。

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(4)次にメニューの「ツール」を開き、「スクリプトエディタ」をクリックします。

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(5)スクリプトエディターの画面に変わります。

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(6)そこで、メニューの「ファイル」から、「プロジェクトのプロパティ」をクリックします。

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(7)プロジェクトのプロパティの「情報タブ」の中にあるタイムゾーンを「(GMT+09:00) 東京」に設定して、保存ボタンを押します。

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(8)それから、スクリプトエディターを閉じて、スプレッドシートの画面に戻ります。



3.Gmailに対してGmail Schedulerを使うことの許可をもらう


(1)次に、メニューの一番右にある「Gmail Scheduler」をクリックして、「Step 1: Authorize」をクリックします。これは、このプログラムが、Gmailと連携して動くことをGmail側に許可してもらうための操作で、最初に1度だけ行えばいいだけです。

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(2)承認が必要という画面が出てきたら、「続行」ボタンを押します。

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(3)Copy of Gmail Schedulerが次に許可をリクエストしています という画面になりますので、「承諾する」ボタンを押してください。

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(4)タイムゾーンは東京になっているよ。というメッセージが出てくるのでOKボタンを押します。

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(5)これで、すべての準備は完了です!!!

4.Gmailから下書きメールを読み込む


(1)まず、Gmailに行って、自分のメールアドレス宛にテストメールを作成して、下書き保存してください。これは、ちゃんとスケジュール送信ができるかどうかの確認のために行います。基本的に、Google Schedulerは、Gmailにおいて下書きにたまっているメールを読み込んで、それをスケジュールして送信するということになっています。

(2)それでは次に、メニューの「Gmail Scheduler」から「Step 2: Fetch Messages」をクリックしてみましょう。この操作により、Gmailにある下書きメールが、スプレッドシートの中に取り込まれます。

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(3)以下の図のように、下書きメールが読み込まれているのがわかるかと思います。ただし、この段階では、読み込まれただけでスケジュールはされていない状態です。(無料版では最大で20件)

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5.読み込んだメールの送信日時を設定する


(1)ここで、Scheduled Timeの欄をダブルクリックすると、カレンダーが現れますので、送信したい日付をクリックしてみてください。そうするとセルの中に日付が入力されます。(YYYY/MM/DDのフォーマットで入力されます)もしくは、直接このフォーマットで手動で入力しても構いません。

続けて、半角スペースを1つ入れてから、送信したい時刻を入力します。たとえば、午後1時5分であれば、「13:05:00」のように入力します。(HH:MM:SSのフォーマットで入力します)

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(2)読み込んだメールに対しては、それぞれに別々の日時を設定するができます。


6.スケジュールを確定する


(1)最後にスケジュールの確定操作を行います。メニューの「Gmail Scheduler」をクリックして、「Step 3: Schedule Mesages」をクリックしてください。

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(2)以下のようにStatusの欄に、スケジュールされていることが表示されるようになります。もし、Schedule Timeが空の場合は、スケジュールされません。送信の日時になると、Gmailの下書きにあったメールは送信されます。

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(3)送信が終了するとStatus欄に「Delivered」という表示が出ます。

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(4)送信が終了したメールは、その行番号をクリックしてDeleteキーで削除してください。


7.Googleドライブを使って、Gmail Schedulerにすぐにアクセスできるようにしておくと便利です。


(1)Googleドライブをこちらのページからダウンロードします。

(2)インストールが終わると、アカウントのフォルダ内に「Googleドライブ」という名前のフォルダがあります。

(3)このフォルダ内に「コピー ~ Gmail Scheduler by ctrlq.org」というファイルがあると思います。

(4)このファイルを開くと、自動でGoogle Docsのスプレッドシートが開きます。

(5)ルーチンで行う場合は、
     [1] Gmailで下書きメールを作成
     [2]「Step 2: Fetch Messages」
     [3] 送信日時の設定
     [4]「Step 3: Schedule Mesages」
     [5] 送信済みを削除
   という手順を繰りかえすだけとなります。

以上が、Gmailのスケジュール送信の方法です。

最初の設定がややこしいところがありますが、Googleの仕組みをつかったスケジュール送信なので、安心だと思います。
興味のある方は使ってみてください。






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「Office Online」と「Google Docs」を考える

Microsoftが始めたOffice Onlineは、インターネット上で無料で使えるOfficeです。
Microsoftアカウントを取得すれば、だれでも無料で使用することができます。

といっても、本来のOfficeに比べればかなりの機能制限があるので、実際の用途としてはOneDrive上にアップしているWord, Excel, Powerpointなどの書類をモバイル(タブレットやスマホ)上で内容を確認したり、多少の修正をする程度ではないかと思われます。

ただ、有難いのはMicrosoft Officeが入っていないデバイスであってもOffice Onlineは使用できるので、MacintoshやiPadやiPhoneなどからも簡単にアクセスできるという点はかなり需要があるのかもしれません。

そもそも、なぜMicrosoftは、無料で誰もが使えるOffice Onlineを作ったのか?

それは、兎にも角にも、Googleのサービスに対抗するためではないかと思われます。
基本的にはGoogleが新しいシステムを始めて、それをMicrosoftが追随するといったことがこれまでずっと行われているように思います。

例を言えば、
1.Google Drive → OneDrive
2.Google Docs → Office Online
3.Gmail → Outlook.com
4.Googleカレンダー → カレンダー(Microsoft版)
5.Google連絡先 → People
6.Chrome Book → Surface
というような感じです。

もちろん、追随しながらいいものを生み出している場合もありますが、失敗しているような場合もあるようです。

たとえば、Google DriveよりOne Driveの方が信頼性があること、Office Onlineは、Google Docsよりも使い勝手がよくなっていること、Chrome BookよりSurfaceの方が売れていることなどはいい例です。

しかし、Outlook.comのメールや、(Microsoftの)カレンダーなどは、圧倒的にGoogleのGmailやGoogleカレンダーの方が使いやすく、まだまだマイクロソフトが及ばない分野だと思います。

一方で、Microsoftが最初に発想したもので、他社に先を越されたものもあります。

たとえば、Microsoft Officeの中にOneNoteというソフトがあります。このソフトは、Office Onlineにも同じように存在していますが、恐らく、このソフトを使ったことがある人は少ないのではないかと思います。

このソフトは、Office2007から新しくOfficeの仲間入りをしたソフトです。しかし、ローカルパソコンでの使用方法しかなかったことから、EverNoteにその座を奪われてしまいました。

今回、やっとOffice OnlineでOneNoteもクラウド上で見えるようになったことで、少しは名誉挽回ができたのではないかと思います。

日本から見れば、Microsoftも、Googleも、Appleも、大きなアメリカの企業ですが、世界から見ると、この3つの企業が競争し合う中で新しいサービスや製品が生まれており、私達はその波の中で右にいったり左に行ったりしているだけなのです。

今後も、これら3つの企業から生まれるハードウェアやソフトウェアに対して、広い視野で対応していくことが大切です。

できれば、日本独自の何かが生まれてきてほしいものですけどね。



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突然インターネットのページが表示されなくなったら

最近のことですが、パソコン会員さんから「インターネットを開くと、ページが表示されない」という電話が入りました。

すぐに、モデムやLANケーブルの接続を確かめてもらったのですが、特に問題はなさぞうです。

インターネットエクスプローラーのオプションから閲覧の履歴やクッキーの削除を行ってみても効果がありませんでした。

いろいろと考えてみて、もしかしたらと思ったのが「Windows Update」です。

電話があった週には、Windows Updateの重要な更新がたくさんきていたことを思い出しました。

そこで、もしかしたらと思い、手動でWindows Updateを行ってもらうことにしました。

すると、Windows Updateが終わると、何事もなかったかのようにインターネットでページが表示されるようになったのです。

Windows Updateが完全に行われないと、インターネットのページが表示されないという現象は初めてだったのでびっくりしました。

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同じような時期に、今度は別の現象に遭遇しました。

これは、教室に自分のパソコンを持ってきてレッスンを受けていた会員さんのパソコンで起こったトラブルです。

その会員さんのパソコンでインターネットを開くと、普通のページは問題なく見えるのに、httpsのページだけが表示されないという現象が現れました。

この場合も、履歴の削除、クッキーの削除、インターネットエクスプローラーのリセットなど、ありとあらゆることをやってみたのですが、どうしてもhttpsのページだけは表示することができませんでした。

そこで、ブラウザを変えればと、Chromeで同じようにhttpsのページを見ようとしたのですが、Chromeでも全く同じでhttpsのページだけが表示されないのです。

もしかしたら、ウイルスに感染しているのではと思い、ブラウザのアドインソフトなども見たのですが、その傾向はありませんでした。

最後に思いついたのが、やはりWindows Updateでした。

Windows Updateを手動で開くと、重要な更新の中に「framework」に関わる更新が1つだけあったので、それをインストールしました。

そうすると、インストール後には、全く問題なくhttpsのページにアクセスすることができるようになっていました。

この場合は、ブラウザに限らずhttpsのページがブロックされたので、ネット経由の暗号化に関わる何らかのアップデートがあったのだろうと推測されました。

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このように、Windows Updateを完全に行っていないことが致命傷となって、インターネットにかかわるトラブルが発生することがあります。

このようなトラブルに遭遇した方は、まず最初にWindows Updateをチェックするようにしてください。



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ウイルス Homeland Security の駆除方法と注意点

「Homeland Security」というウイルスを知っていますか?

このウイルスに感染すると、パソコンの画面全体が1枚の画面で覆われたようになり、一切のパソコン操作ができなくなってしまいます。

そして、画面上には、このウイルスを駆除するためには、何時間以内に、お金を払えというような文句が英語で書かれています。

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こんなような画面で、パソコン画面が覆われた状態になります。

このタイプのウイルスのことを「ランサムウェア」といい、身代金を要求する脅迫するタイプのウイルスです。つまり、パソコン自体をロック状態にして、このロックを解除したければ、お金を払えと脅しているわけです。

もちろん、お金を払ったとしても、このウイルスから解放される保証はありませんし、クレジットカード番号が相手に渡って、さらに大きな被害になることが予想されます。

今回は、このウイルスの駆除を実際に行いました。
その中で、大切なポイントと注意点を報告させていただきます。
(OSはWindows7の場合で説明します)

1.感染した時にあわてないでください。

このウイルスは画面全体を覆っているので、パソコンを終了しようと思っても正常に終了することができません。ここでやってはいけないことは、電源ボタンを長押しして強制終了してしまうことです。強制終了をすることで、ハードディスクに障害が生まれますので、気が動転しても、それだけはやらないでください。

また、ある程度パソコンの知識がある人の場合、セーフモードにすればウイルスが起動しないので、そこで駆除できるのではないかと考えがちです。しかし、このウイルスに感染した状態でセーフモードとして起動したとしても、セーフモードの画面に行かずにそのまま通常起動されてしまいます。

また、同様に、システムの復元でウイルスが駆除できるのではないかと考える人も多いと思いますが、このウイルスに感染した状態では、システムの復元はブロックされているので、システムの復元をすることができません。

さらに、パソコン内にあるウイルス対策ソフトでウイルススキャンして、ウイルスが駆除できるのではないかと考えがちですが、このウイルスに感染した時点で、あなたのパソコンのウイルス対策ソフトを起動できないだけでなく、ソフト自体が壊されていて、正常に機能できない状態になっています。


2.ウイルスのロックから一時的に逃げる方法

画面全体が覆われていますが、Ctrlキー+Altキー+Deleteキーを押すことで、メンテナンス用の画面に移動することができます。

通常は、その画面にある「タスクマネージャ」を使ってウイルスプログラムを強制終了するのが常套手段なのですが、このウイルスに対しては、残念ながらその方法が効きません。タスクマネージャを起動した瞬間に、元のウイルス画面に戻ってしまうからです。

そこで、どうするかと言うと、画面右下の電源マークをクリックして、「シャットダウン」を選択すれば、パソコンは終了することができます。

パソコンの電源をオフできれば、とりあえず詳しい人に相談するなりができると思います。

3.一般的にはリカバリーをすすめられます

通常のメーカーや販売店にパソコンを持ち込んで修理を依頼される場合は、ほとんどの場合、リカバリーをすすめられると思います。

しかし、大切なデータがパソコンの中にあるような場合は、リカバリーするとデータもなくなってしまいます。

そこで、まずは何とかして大切なデータを救出することが必要です。

4.データを救出する方法

実は、ウイルスの目をかいくぐって、パソコンのデータを救出する方法が1つだけあります。

その方法は、前述の、Ctrlキー+Altキー+Deleteキーを押すことで、表示されるメンテナンス画面で、シャットダウンを選択した直後に、画面上にパソコンの常駐ソフトを強制的に終了するための黒いウィンドウが表示された時に、そこで「キャンセル」のボタンを押すことです。

パソコンは終了時に常駐ソフトを1つ1つ終了してからOS自体を閉じるという操作を行うのですが、常駐ソフトの中には、すぐに終われず、ユーザーの判断を一瞬あおぐというタイプのソフトがあるんです。この常駐ソフトが終了しようしている画面で、「キャンセル」を押すと、「シャットダウンはやっぱりやめた!」となるんです。

そうすると、なんとウイルスの画面はなくなり、通常のデスクトップ画面が見えるようになるんです。この段階で、ウイルスは終了させられているので、通常どおりの操作ができるようになっています。

しかし、ウイルスは駆除されたわけではないので、あくまでも一時的に操作が可能な状態になっただけと考えてください。

そこで、外付けのハードディスクやUSBメモリなどをパソコンに接続して、大切なデータのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルやフォルダの中にウイルスが潜んでいる場合も考えられますので、別のパソコンのウイルス対策ソフトで、ウイルススキャンを行い、データの安全性を確認してください。

5.いよいよ駆除にチャレンジ、その前に注意点

駆除が必ずできるかどうかは、条件にもよりますが、大切なデータが確保されていれば、安心して駆除にチャレンジできると思います。

ここで注意してほしいのは、インターネットなどで駆除方法に関するページが沢山あるのですが、実はその中にはあやしいものが沢山あって、それでまた騙されてしまうというケースもあるようです。

私もいくつかの駆除方法を試して、これは怪しいと思ったものがあったので、ご報告させていただきます。

ウイルスの駆除方法を検索して、トップの方に出てくる方法の1つに「SpyHunter」という駆除ツールの方法が書かれています。このSpyHunterは、ウイルスを見つけてくれるだけで、駆除する場合は、クレジットカードでソフトを購入する必要があります。さらに危険なのは、このソフト自体が他のウイルスを呼び寄せているのではないかという疑いもあります。そういうことなので、絶対にSpyHunterは使わないようにしてください。

もう1つの怪しいツールとして検索されるのが、「YAC」というウイルス駆除ツールです。このYACは一見して無料でウイルス駆除をしてくれるソフトに見えますが、このソフトではHomeland Securityのウイルスは削除できません。YAC自体も、ウイルス的なソフトであるという見解もあるようです。

6.ウイルスを駆除してくれる信頼できるツールとは

今回、ウイルスの駆除に有効だった2つのツールについて紹介したいと思います。

1つ目のツールは、マイクロソフトから提供されている「msert」というウイルス除去ツールです。このツールは絶えず最新のウイルスに対応して更新されているツールで、今回、Homeland Securityのウイルス本体を駆除してくれたツールです。

http://www.microsoft.com/security/scanner/ja-jp/
無料でダウンロードできます。

駆除にはしばらく時間がかかりますが、じっと待ってください。
駆除が終わると、結果を表示して確認できます。

2つの目のツールは、「malwarebytes Anti-Malware」というツールです。
このツールは、Homeland Securityだけでなく、いっしょに入り込んだスパイウェアをすべて削除してくれます。

http://www.malwarebytes.org/

このソフトの使い方は、こちらのページを参照してください。
(フリー版で大丈夫です)
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/6130/notes/malwarebytes-anti-malware.htm

7.駆除が成功したら、システムの復元で以前の状態に戻せます。

上記の2つのツールで駆除ができたら、パソコンを起動しても、Homeland Securityのウイルスが出現しなくなります。

この段階では、まだ別のウイルスが潜んでいるかもしれないと不安が残りますので、できればシステムの復元で感染前の日までシステムを戻すのがいいと思われます。

システムの復元では、なるべく感染を発見した日よりも1週間程度前の日を選択したほうが安全だと思います。

8.システムの復元後に、ウイルス対策ソフトを入れなおす。

システムを復元することで、完全に以前の状態にパソコンを戻すことができます。

ただし、以前からあったウイルス対策ソフトについては、Homeland Securityのウイルスにより壊されているので、一旦ウイルス対策ソフトを削除して、インストールしなおすことが必要です。

ところが、Homeland Securityにより壊されたウイルス対策ソフトは、通常のコントロールパネルからのプログラムの削除で削除できないことがあります。

そのような場合は、ウイルス対策ソフトのメーカーのサイトに行って、強制削除できるツールをもらってきてください。ノートン、ウイルスバスター、マカフィーなどのウイルス対策ソフトのメーカーには、削除できなくなったときの削除用ツールが用意されています。

新たに、ウイルス対策ソフトをインストールした後は、ウイルススキャンを行い、ウイルスが存在しないことを確認するようにしてください。

9.今後ウイルス感染しないための方法

最近のウイルスはインターネットの画面を見ただけで感染するものもあります。
ウイルス対策ソフトを入れているだけでは守れない部分もあるのです。

そこで、日ごろからウイルスに感染しにくいパソコンにしておくことが大切です。
そのためには、以下のことを実行してください。

(1)Windows Updateの更新を常に行う。
(2)Adobe Readerの更新を常に行う。
(3)Adobe Flashの更新を常に行う。
(4)JAVAの更新を常に行う。(インストール途中でAskのチェックを外すこと)
(5)ウイルス対策ソフトは、有料のものを使うこと。

もし、新しい更新が来たら、その日のうちに更新を実行するようにしてください。
Windows Updateについては、手動で行えば、パソコンの空いた時間帯に更新を行うことができます。

以上で報告を終わりますが、くれぐれもウイルス感染には注意してください。


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# by nokotopics | 2015-01-31 17:33 | PCトラブル