人気ブログランキング | 話題のタグを見る

iMacにWindows7をインストールする方法

iMacにWindows7をインストールする方法_c0187320_12121078.jpg


ほとんどの方は、Windowsを使っていると思いますが、MacにはBootCampという機能があって、MacなのにWindowsをインストールできる機能があります。

私もiMac Miniの中にWindows7を入れて使っている一人です。

今週、お客様から依頼されて、最新のiMac(デスクトップ)にBootcampを使ってWindows7を導入したのですが、以前とやり方が違っていたので、メモ的に記録しておこうと思います。

まず、驚いたのは最近のiMacには、CD/DVDドライブが内臓されていないということです。このため、デスクトップパソコンなのに、外付けのCD/DVDドライブを買い足さねばなりません。また、BootCampのインストールには、FATフォーマットされたUSBハードディスクが必要なのです。

とりあえず、手順を追って説明します。

◆用意する材料:

(1)iMac本体
(2)キーボード(本体に付属のものでいい、いずれはWindows用も必要となります)
(3)マウス(本体に付属のマウスと別に、通常のWindows用のUSBマウスが必要)
(4)USBの外付けハードディスク(FATフォーマット)
※USBフラッシュメモリではダメで、ちゃんとしたUSBのハードディスクが必要です。
※このUSBハードディスクはFAT32フォーマットされている必要があります。

(5)USBのCD/DVDドライブ(Mac用でも、一般的なものでもいいが、Mac用の方が安全)
(6)Windows 7のインストールディスク

◆準備 :

1.まずMac自体のセットアップを行います。(アカウントとパスワードの設定など)
※アカウントとパスワードはとても重要です。覚えやすいものにします。

2.セットアップが終了したら、本体にUSBのCD/DVDドライブを接続します。

3.CD/DVDドライブにWindows7のディスクを入れます。
※画面上にディスクのアイコンが表示されます。

4.次にUSBハードディスクを接続します。
※画面上にドライブのアイコンが表示されます。
※このUSBハードディスクはFAT32フォーマットされている必要があります。
※Dock→Launchpad→ユーティリティフォルダ→ディスクユーティリティでフォーマットのタイプを変更できます。

◆BootCampでのWindows7のインストール :

※操作の途中でパスワードを入力することが何回かあります。

1.画面の下にあるDockからLaunchpadを開いて、ユーティリティフォルダからBootCampアシスタントをダブルクリックします。

2.ウィザードが始まるので、その中でまず、Windowsサポートソフトウェア(ドライバなど)をダウンロードする操作を選択します。(チェックボックスが3つ出てくるので、その2つ目だけチェックです)

3.USBハードディスクに対して、ソフトウェアをダウンロードします。
※終了後もUSBハードディスクは接続したままにしておきます。
※このソフトウェアはMac専用の機器のWindows用のドライバソフトです。

4.次に再びBootCampアシスタントを起動して、こんどはWindows7のインストールを行います。(チェックが3つ出てくる中の3つ目だけチェックです)

5.最初にハードディスクのパーティションサイズの調整があるので、MacとWindowsのハードディスク容量をマウスでドラッグして設定します。

6.Windows7をインストールするパーティションを選択する画面になったら、ここでBootCampと書かれたパーティションを選びます。

7.このままでは、このパーティションはMac用のフォーマットになっているので、オプションを押して、フォーマットをクリックします。(NTFSフォーマットに変更されます)
※ここでBootCampというパーティション名が別の名称に変わりますが問題ありません。

8.そのパーティションを選択した状態で、インストールを実行します。

◆Windowsのセットアップ中の操作 :

Windowsセットアップの中で、Mac用のマウスが反応しなくなります。
そこで、Windowsの画面になったら、通常のUSBマウスを接続してください。
アカウント名やコンピュータ名やパスワードなどを設定してください。

◆Windowsのセットアップ終了後の操作 :

Windowsがセットアップされても、機器のドライバはインストールされていません。
また、BootCampというソフトをWindows側にインストールしないと、MacとWindowsを行き来することができません。

Windowsのセットアップがすべて終わったら、Windowsのコンピュータを開いて、USBハードディスクを開き、その中にあるBootCamp.exeをダブルクリックして、BootCampとドライバソフトをインストールしてください。
※すべて自動でインストールされます。

------------------
このように、BootCampを使ったWindows7のインストール操作は、かなり面倒なものでした。

以前は、もっと簡単だったのに、新しいMacでは不便になった感じがします。

USBのハードディスクの代わりに、最初は、USBフラッシュメモリを使ってインストールを試みたのですが、この場合は、Windowsのインストールに失敗してしまいます。

Windowsのインストールを途中でやめた場合、起動時にMacが起動しなくなります。
これは、起動するパーティションがMacからWindows側に変更されているためです。

この場合は、optionキーを押しながら起動してMacを選ぶか、PRAMクリアをしてください。

PRAMクリアのやり方は、Option+Command+P+Rの4つのキーを起動時に押して、起動音が2回以上なるまで待ってキーボードから手を放します。

Macの場合、トラぶったら、このPRAMクリアが有効です。

Windowsのインストールに失敗した場合は、再度BootCampを起動すると、BootCamp領域の削除という項目が出てきますので、一旦削除してからやり直してください。

iMacだけじゃなくてMacBookなどでもやり方は同じだと思います。

-----------------

USBハードディスク(FATフォーマット)が必要という点だけが、インストールを難しくしていると思います。アップルは、どうしてUSBフラッシュメモリではダメとしたのかが、いまだに不明です。

昔は、WindowsサポートソフトウェアはDVDにも書き込めたんですけどね。
今回のWindowsサポートソフトウェアは1.3GB程度ありました。
もしかしたら、Windowsインストール中にも、USBハードディスク中にあるプログラムを参照するので、別々のデバイスが必要になったのかもしれません。

これから、BootCampを使う方に、参考なればと思います。

by nokotopics | 2014-03-29 12:21 | パソコン