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Gmailを予約送信する方法(Gmail Scheduler)


★Gmailを予定した時間に送信する方法があります。


その方法は、Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートをGoogle Docsにコピーして、そのファイルに組み込まれたプログラムでGmailのスケジュール送信を行うという方法です。

Gmailをお持ちの方は、同じGoogle IdでGoogle Docsを使用することができます。
Google Docsというのは、Googleが作成したインターネット上にあるアプリです。

マイクロソフトのWord、Excel、PowerPointと互換性があるアプリとして、「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」というアプリをネット上で直接使えるようにしています。

これらのアプリで作成したファイルは、Googleドライブに自動で保存されるようになっており、コンピュータにGoogleドライブを組み込めば、ローカルのGoogleドライブフォルダと同期できるようにもなります。

今回使用するGmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートは、「スプレッドシート」というアプリで開いて実行するファイルです。

今回ご説明する「Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシート」を使うと、無料で20件までのメールのスケジュール送信ができるようになります。

より多くのメールを送信されたい方には、有料(Premium:39.99USD)で制限なしにスケジュール送信ができるようになります。

有料で使用されたい方は、こちらのページをご参照ください。

それでは、その手順について説明していきます。

1.Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのコピーをもらってくる


(1)まずはGoogle Docsのサイトに行って、Google IDとパスワードでログインしておきましょう!

(2)次に、Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのコピーをもらうために、このサイトに行きましょう!
  
(3)ここで、「Make a copy」というボタンを押しましょう!
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(4)そうすると、Google Docsの中にコピーが作成され、自動的にそのファイルが開きます。


2.Gmail Scheduler(V3.3)のスプレッドシートのタイムゾーンの設定を行う


(1)これが、表示される画面です。

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(2)まず、メニューの「ファイル」をクリックして、「スプレッドシートの設定」をクリックします。

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(3)この設定の中で、地域と言語を「日本」、タイムゾーンを「(GMT+09:00) 東京」とし、「設定を保存」ボタンを押します。

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(4)次にメニューの「ツール」を開き、「スクリプトエディタ」をクリックします。

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(5)スクリプトエディターの画面に変わります。

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(6)そこで、メニューの「ファイル」から、「プロジェクトのプロパティ」をクリックします。

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(7)プロジェクトのプロパティの「情報タブ」の中にあるタイムゾーンを「(GMT+09:00) 東京」に設定して、保存ボタンを押します。

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(8)それから、スクリプトエディターを閉じて、スプレッドシートの画面に戻ります。



3.Gmailに対してGmail Schedulerを使うことの許可をもらう


(1)次に、メニューの一番右にある「Gmail Scheduler」をクリックして、「Step 1: Authorize」をクリックします。これは、このプログラムが、Gmailと連携して動くことをGmail側に許可してもらうための操作で、最初に1度だけ行えばいいだけです。

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(2)承認が必要という画面が出てきたら、「続行」ボタンを押します。

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(3)Copy of Gmail Schedulerが次に許可をリクエストしています という画面になりますので、「承諾する」ボタンを押してください。

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(4)タイムゾーンは東京になっているよ。というメッセージが出てくるのでOKボタンを押します。

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(5)これで、すべての準備は完了です!!!

4.Gmailから下書きメールを読み込む


(1)まず、Gmailに行って、自分のメールアドレス宛にテストメールを作成して、下書き保存してください。これは、ちゃんとスケジュール送信ができるかどうかの確認のために行います。基本的に、Google Schedulerは、Gmailにおいて下書きにたまっているメールを読み込んで、それをスケジュールして送信するということになっています。

(2)それでは次に、メニューの「Gmail Scheduler」から「Step 2: Fetch Messages」をクリックしてみましょう。この操作により、Gmailにある下書きメールが、スプレッドシートの中に取り込まれます。

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(3)以下の図のように、下書きメールが読み込まれているのがわかるかと思います。ただし、この段階では、読み込まれただけでスケジュールはされていない状態です。(無料版では最大で20件)

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5.読み込んだメールの送信日時を設定する


(1)ここで、Scheduled Timeの欄をダブルクリックすると、カレンダーが現れますので、送信したい日付をクリックしてみてください。そうするとセルの中に日付が入力されます。(YYYY/MM/DDのフォーマットで入力されます)もしくは、直接このフォーマットで手動で入力しても構いません。

続けて、半角スペースを1つ入れてから、送信したい時刻を入力します。たとえば、午後1時5分であれば、「13:05:00」のように入力します。(HH:MM:SSのフォーマットで入力します)

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(2)読み込んだメールに対しては、それぞれに別々の日時を設定するができます。


6.スケジュールを確定する


(1)最後にスケジュールの確定操作を行います。メニューの「Gmail Scheduler」をクリックして、「Step 3: Schedule Mesages」をクリックしてください。

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(2)以下のようにStatusの欄に、スケジュールされていることが表示されるようになります。もし、Schedule Timeが空の場合は、スケジュールされません。送信の日時になると、Gmailの下書きにあったメールは送信されます。

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(3)送信が終了するとStatus欄に「Delivered」という表示が出ます。

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(4)送信が終了したメールは、その行番号をクリックしてDeleteキーで削除してください。


7.Googleドライブを使って、Gmail Schedulerにすぐにアクセスできるようにしておくと便利です。


(1)Googleドライブをこちらのページからダウンロードします。

(2)インストールが終わると、アカウントのフォルダ内に「Googleドライブ」という名前のフォルダがあります。

(3)このフォルダ内に「コピー ~ Gmail Scheduler by ctrlq.org」というファイルがあると思います。

(4)このファイルを開くと、自動でGoogle Docsのスプレッドシートが開きます。

(5)ルーチンで行う場合は、
     [1] Gmailで下書きメールを作成
     [2]「Step 2: Fetch Messages」
     [3] 送信日時の設定
     [4]「Step 3: Schedule Mesages」
     [5] 送信済みを削除
   という手順を繰りかえすだけとなります。

以上が、Gmailのスケジュール送信の方法です。

最初の設定がややこしいところがありますが、Googleの仕組みをつかったスケジュール送信なので、安心だと思います。
興味のある方は使ってみてください。