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マイクロソフトの陰謀~OneDriveのゆくえ

マイクロソフトは、先月の11月に2016年の早い時期に無料で使えるOneDriveの容量を現在の15GBから5GBに縮小する計画があることを発表しました。

これは、これまでのストレージ容量拡大路線に終止符を打つ事件になりそうです。

5GBを越えて使用しているユーザーにとっては、青天の霹靂であり、手段としてファイルの削除を行うか、それとも追加のストレージ容量を購入するかのどちらかの選択を迫られます。

このマイクロソフトの陰謀の裏には、Office365を購入することで、1TBまで使えるというプランにユーザーを切り替えさせるという計画があるに違いありません。

ちなみに、追加の容量を購入する場合は、50GB単位での追加購入プランのみとなるようです。

もし、無料で使っているユーザーで5GB以上使用しているユーザーには通知が送られ、90日以内に5GB以下にしないと、読み取り専用モードに移行してしまうそうです。

また、90日以降後の読み取り専用モードにおいても、ファイルの閲覧やダウンロードのみは可能となりますが、その後9か月経過しても容量を超過している場合は、アカウントがロックされてアクセスが出来なくなるようです。

そして、全く対応しないまま1年が経過した場合は、OneDrive内のデータはすべて削除されてしまうことになるそうです。

いずれにしても、Google Driveやそのほかのストレージサービスに対して15GBの容量で一歩先を行き、弱小ストレージサービスを追い詰めてきたマイクロソフトが一転、容量を縮小してきたことは、ストレージサービス有料化の方向に舵を切るという事件になりそうです。

一方で、Officeのパッケージを廃止して、すべてネットからのダウンロードアプリとして、期間ライセンスを販売するという戦略に変えてきたマイクロソフトの戦略は、ユーザーに受け入れられるものになるのかどうかが、問われてきているような気もします。

いずれにしても、OneDriveを利用しているユーザーにとってには死活問題ですので、おそらく1ライセンスでもOffice365を購入して、1TBのOneDrive容量を確保するしかなさそうです。

また、この問題とは別に、マイクロソフトはWindows7とWindows8.1を何が何でもWindows10にアップグレードさせるための奇策を来年実行しようとしています。

それは、Windows Updateから強制的にWindows10のアップグレードを実行させるという計画のようです。今年の9月~10月に来たWindows10のダウンロードを促すWindows Updateは、オプションとして登録されていたので強制ではありませんでしたが、来年の前半には、Windows Updateの重要な更新の中にWindows10のアップグレードを忍ばせるという手を使ってくるようです。

この場合は、手動でWindows Updateをしていない人はすべてWindows10に強制的にアップデートが行われてしまうという危険性があります。

そこで、最近のネット上では、Windows Updateの設定を自動ではなく、インストールは手動とするという設定に変えておいた方が安全だということも言われてきています。

いずれにしても、マイクロソフトの陰謀は、Windows10に何が何でも変えさせて、Office365を購入させるという方向に動いているようです。

Windows7やWindows8.1のままパソコンを2020年まで使いたいと思っている方は、Windows Updateの設定を変えて、すべて手動でUpdateするという設定に変えておいた方が安全かもしれません。


by nokotopics | 2015-12-02 21:02 | パソコン