古いパソコンにWindows8(8.1)をインストールしたときの問題なのか、それとも新しいパソコンでも起こっているのかは定かではありませんが・・・
Windows8(8.1)のパソコンで、ハードディスクへのアクセスが止まらず、いつもハードディスクのランプが点灯しぱなしになっているという問題で悩んでいる人はいませんか?
私が確認したのは、長年使用している古いパソコンだったのですが、Windows8をインストールし、その後8.1にアップデートを行ったパソコンです。このパソコンを起動してから終了するまで、ハードディスクへのアクセスが止まらず、永久にハードディスクのランプがチカチカしているという現象が続いていました。
もちろん、Windows8をインストールする段階で、ハードディスクは新品のものに交換してインストールを行っていたので、ハードディスクにエラーがあるようなことはないのですが、あまりにもアクセス過多の状態が続いており、このままではハードディスクが早く劣化してしまうのではないかと不安に思い、解決策を探していました。
Vistaや7では、バックアップを自動でとるような機能が動いていることで遅くなることもあるので、そのような機能が動いていないかをチェックしましたが、その機能はOFFになっていました。
また、ファイルのインデックスを作成する機能も、ONやOFFにしてみましたが、全く効果はありませんでした。
そこで、しょうがなくネットで調べてみたら、同じような悩みを持った人がいて解決方法の糸口がわかりました。
最も効果的な解決策の1つは、「インターネットプロトコルのIPv6の機能をOFFにする」という方法で、これを実行することで劇的にハードディスクへのアクセスが減りました。
(1)ネットワークのプロパティを開き、(2)アダプタの設定を開き、(3)ネットワークアイコン(ローカルとか、ワイヤレスとかありますが)を右クリックしてプロパティを開き、(4)インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)のチェックを外し、(5)OKボタンを押す
というものです。
おそらく、IPv6に十分に対応していないLANカードなどを持ったパソコンでは、何らかの原因でハードディスクへのアクセスが増えるのかもしれません。もしくは、接続されたネットワーク上のルータなどの問題もあるのかもしれません。
この方法でかなりアクセスは減りますが、さらにもう1つの解決策を実行してください。
それは、「ホームグループへの参加を終了する」という方法です。
この方法は、まず(1)コントロールパネルを開き、(2)表示方法を大きいアイコンにして、(3)「ホームグループ」というアイコンを開き、(4)その中にある「ホームグループへの参加を終了する」という文字をクリックして、(5)再度、参加を終了するというボタンを押します。
この方法で、ほぼハードディスクへのアクセスは止まってくると思います。
Windows8(8.1)では、ネットワーク接続の種類は、「プライベートネットワーク」と「パブリックネットワーク」の2種類になっています。従来Windows7であった「ホームネットワーク」と「社内ネットワーク」というものが、まとめられてプライベートネットワークとなったようなのです。
ということは、Windows8(8.1)では、ホームグループ上で共有するフォルダを探し回っているためにハードディスクへのアクセスが止まらない?のかもしれませんね。
このホームグループへの参加を終了することで、少なくともハードディスクへのアクセスは、ほとんどなくなり、とても静かになりました。
新品でWindows8(8.1)を購入した場合は、このような問題は起こらないのかもしれませんが、新品のパソコンでも同じような問題があれば、効果的な方法だと思います。
最近は、だいぶんGmailを使っている人も増えてきたのではないでしょうか?
私も数年前からパソコン教室の生徒さんに、WebメールとしてのGmailをお薦めしています。
Gmailの使い方はともかく、長年使っていてずっと気になっていたことがあります。
それは、メールの中で、○や■などの記号を使うと、とても小さなフォントになってしまうことです。
いろいろとネットで調べてみると、Gmailでのフォントの優先順位にその原因があることがわかりました。
すなわち、Gmailでは英語や数字のフォントとしてArialというフォントが最優先に使われるように設定されているようなのです。
そのため、○や■の記号はArialフォントではとても小さく表示されてしまうようなのです。
本来は、英語のフォントであるArialは○や■のフォントは持っていないので、本来は2番目に優先のフォントで○や■が表示されてもいいようなものですが、そのようにはなっていないようです。
そこで、解決策としては、文章の中に○や■を入れて、普通に文章を書いた後で、○や■などの記号の部分だけを選択して、文字のフォントを「ゴシック」に変更してみてください。
そうすると、通常のサイズの○や■が表示されるようになります。
ちなみに、Gmail上で「ゴシック」に設定したフォントは、メールを送信した相手側のGmailでも「ゴシック」として表示されます。
単純なようですが、意外と知らないことだと思います。
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さて、話は変わりますが、Gmailの最優先のフォントはArialですが、第2番目に優先のフォントはSans-Serifというフォントタイプが設定されています。SerifやSans-Serifといった類は、特定のフォントを指しているわけではなくて、フォントの大きな部類名みたいなものです。
Serifというのは、文字のヒゲみたいなものを指していて、簡単にいうと日本語の明朝体の「ハネ」や「オサエ」みたいな部分があるフォントを指します。
Sansというのは、「でない」という意味なので、Sans-Serfのフォントタイプは「ヒゲがない」、つまりゴシック体のタイプのフォントを指しています。
Gmailはブラウザで操作を行うソフトですので、そのブラウザのSans-Serifが、どのフォントに設定されているかによって、Gmailの日本語のフォントは変化するということになります。
まず、Gmailの設定の全般の中にある「既定の書式スタイル」のフォントをSans-Serifに設定します。次に署名を使用している方は、署名の文字のフォントもSans-Serifに設定し、変更を保存します。その後、以下のブラウザの設定を行います。
インターネットエクスプローラーの場合は、メニューバーのツールから「インターネットオプション」を出して、全般タブの一番下にあるフォントボタンをクリックします。
Webページフォントとして「MSゴシック」が選択されていれば、Sans-Serifは、MSゴシックが使用されることになります。Windows Vista,7,8などのパソコンでは、「メイリオ」というフォントがありますので、Webページフォントをメイリオに設定すると、Gmailの日本語フォントはメイリオに設定されます。
ただし、あくまでも自分のパソコンでは、Gmail上の文字が設定したフォントとして見えていたとしても、相手のパソコンでは、そのフォントになっているわけではありませんので、誤解しないようにしてください。
Google ChromeでGmailを使っている方の場合も、同じようにブラウザの設定の詳細設定の中にある「フォントをカスタマイズ」ボタンを押して、Sans-Serifの設定をメイリオなどのフォントに変更することができます。
Gmailは、スマホなどでも見れますが、この場合は、スマホの全体の設定で使われているフォントが使われています。
2013年10月の中旬にWindows8.1が発売されました。
さすがに、11月に入ればWindows8.1が一色だろうと思い、パソコン量販店に行ったのですが、事情はかなり違っていました。
現在(11月初旬)の段階では、Windows8とWindows8.1のパソコンが混在して売られていることが多く、むしろWindows8のほうが8.1よりもまだまだ多いという印象です。
ありがたいのは、Windows8.1のパソコンよりも、Windows8のパソコンのほうが、在庫一掃という意味で、価格が下がっていますので、意外と買い時のようです。
Windows8を8.1にアップデートするのは無料なのですが、オンライン上からのアップデートなので、一般の購入者の方が8.1にアップデートできるかどうかは、少し不安があります。
すでに、Windows8の使い方がわかっている人であれば、大丈夫だと思いますが、初めてWindows8のパソコンを購入される方は、購入するお店でアップデート作業を依頼するか、Windows8.1のパソコンを購入したほうが無難かもしれません。
しかし、すでにWindows8.1ではなくWindows8で購入してしまったという方もおられると思います。
そこで、Windows8のパソコンをセットアップして、その後Windows8.1にアップデートする流れについて簡単に書いておこうと思います。
(1)セットアップ時にマイクロソフトアカウントの設定を行います。
パソコンのセットアップ時に、マイクロソフトアカウントの設定を求められます。
ここでは、ローカルアカウントの設定もできるのですが、Windows8.1にアップデートすることを考えれば、セットアップ時にマイクロソフトアカウントを設定しておいたほうがいいと思われます。
ただし、マイクロソフトアカウントの設定には、インターネット接続が必須ですので、ネット環境がない状態でセットアップをする場合は、一旦ローカルアカウントでセットアップを行い、その後、スタート画面の右上にあるアカウント名を右クリックして、「アカウント画像の変更」をクリックして、ユーザー設定の画面からユーザーの追加を行い、マイクロソフトアカウントを登録するようにしてください。
ネット環境下でセットアップを行う場合は、その場でマイクロソフトアカウントを設定します。
(2)マイクロソフトアカウントとは何か?
マイクロソフトアカウントというのは、簡単にいうとマイクロソフトのサービスを受けるときに必要なメールアドレスです。既存のメールアドレスをマイクロソフトアカウントとして登録することもできますが、むしろパソコンにログインするだけのアカウントして新規に取得したほうがベターです。
この理由としては、毎回のログインに長いメールアドレスなどを入力するより、覚えやすいメールアドレスを使ったほうがいいからです。実際にはメールに使うわけではなく、単にログインするためだけと割り切って新規に取得したほうがいいと思います。(もちろん、メールとしても使えます。インターネットでHotmailもしくはOutlookと検索して、Outlookという画面からログインすると、Webメールとして使用できます)
具体的には@outlook.comとか、@live.jpなどが後ろにつくアカウントが取得できます。おそらく@live.jpほうが日本だけなので、アカウント文字列で希望するものがとりやすいと思います。
特に注意していただきたいのは、パスワードです。なるべく覚えやすいパスワードを作成し、必ずメモ帳などに記録しておいてください。個人的にオススメなのは、マイクロソフトアカウントのメールアドレスとパスワードはシールなどに書いて、パソコンに貼っておくのがいいと思います。
(3)セットアップしたら、まずはWindows Updateをします。
セットアップ後、すぐにWindows8.1にアップデートすることはできません。Windows8のすべてのWindows Updateを更新しないと、Windows8.1のお誘いが来ないからです。最初はかなりたくさんのアップデートがあると思います。
アップデートの方法は、コントロールパネルを開いて、「システムのセキュリティ」をクリックして、「Windows Update」をクリックします。あとは、「今すぐ更新ボタン」を押すだけです。
すべての更新が終わって初めてWindows8.1へのアップデートアプリが利用できるようになります。
(4)Windowsストアに行くと、Windows8.1アップデートのアプリがあります。
スタート画面から、「ストア」をクリックします。
ストアの先頭にWindows8.1へのアップデートアプリ表示されています。
アプリのインストールボタンを押すと、ダウンロードが始まります。
ダウンロードは、高速回線で1時間と言われていますが、実際には2~3時間程度かかることもあります。
ダウンロードが終わると、自動的にインストール画面が出て、自動でインストールが始まります。インストール自体は30~45分くらいで終わりますが、最後に設定があります。
長時間かかるので、絶対にAC電源を接続して作業を進めてください。
(5)Windows8.1の設定の流れ
ダウンロード後のインストールの表示画面の流れです。
<1> 設定しています(0%→100%)
<2> 再起動
<3> デバイスを準備しています(0%→100%)
<4> 準備しています
<5> PC設定を適用しています(0%→100%)
<6> 再起動
<7> その他の処理を実行しています(0%→100%)
<8> 準備しています
<9> ライセンス条項→同意します
<10> 設定→簡易設定を使う
<11> 次にアカウントをセットアップします
<12> マイクロソフトアカウントのサインイン→パスワードを入力して、次へ
<13> 情報の保護にご協力ください→今は行わない
ここで、なんだこれは?と思う人が多いと思います。
簡単に言えば、本人確認みたいなもので、メールが送られてきて、その番号を入れるというものなのですが、設定の途中でメールを確認するのははっきり言って無理です。
そこで、ここでは、「今は行わない」を選びます。
<14> お待ちください
<15> SkyDriveはクラウドストレージです→次へ
SkyDriveは、マイクロソフトアカウントがあれば、自動で設定されますので、そのまま次へボタンを押します。
SkyDriveというのは、マイクロソフトが提供しているインターネット上のファイルの保存場所です。パソコン上にあるSkyDriveフォルダと絶えず同期が行われており、バックアップの意味合いと、複数のパソコンからのアクセスが可能な点で、ネット上の共有フォルダの役割があります。とても便利な機能なので、ここでは設定しておいてください。
<16> もう少しで完了します
<17> こんにちは
<18> PCのセットアップをしています
<19> ストアから新しいアプリを入手できます
<20> アプリをインストールしています
<21> 最後の処理をしています
<22> PCの電源を切らないでください
<23> さあ始めましょう
という長い表示画面の後、Windows8.1のスタート画面が起動してきます。
(6) Windows8.1で、何が変わったのか?
まず注目は画面左下にスタートボタンがあられたことです。デスクトップの画面からスタートボタンを押すとすぐにスタート画面に移動します。スタート画面では、スタートボタンのすぐ右上あたりに、下向きの矢印がでるので、そこをクリックすると、アプリの画面となり、ソフトをすぐに起動することができます。
基本的には、Windows8の場合は、デスクトップにソフトのショートカットを作るという使い方は推奨していないようで、デスクトップに常駐させたい場合は、アプリ画面でソフトのアイコンを右クリックして「タスクバーにピン留めする」というような形のほうが簡単のようです。
(もちろん、ショートカットも作成できますが、ここではその方法は書きません)
つまり、タスクバーによく使うソフトを並べて使ってね、という感じです。
これって、実は、マッキントッシュの画面に少し似ているんですね。(笑)
それと、とても便利になったのは、スタートボタンを右クリックすると、コンピュータの設定や機能をすぐに使えるようになったことです。特に、シャットダウンがそこからできるようになったことは、画期的です。
このように、Windows8.1は、マウスを使っている方に、とても便利になった印象があります。
いずれにしてもWindows7とは大きく画面構成が変わってきていますので、1ヶ月ほど使っているうちに、だんだん慣れてくると思います。
Windows XPやVistaからの買い替えの方も多いと思いますが、Windows8.1の先進的な機能を、ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら使っていくのも、結構楽しいと思います。