マクロソフトが2016年の早い時期にOneDriveを無料で使用できる容量を5GBに制限するという記事を以前書きました。→「マイクロソフトの陰謀~OneDriveのゆくえ」
この問題に対しては、OneDriveを使っている多くのユーザーからマイクロソフトに対して大いなる失望が寄せられた結果、マイクロソフト側で5GB以上使用しているユーザーに対しての解決策(特別ボーナス)を出してきています。
ただし、この解決策は自動で行われるものではなく、2016年1月31日までに手動で手続きを行う必要があるものなので、OneDriveで5GB以上使用する可能性のある方は、速やかに手続きを行うようにしてください。
1.OneDrive容量削減の経緯とマイクロソフトの対応
マイクロソフトは2015年11月の初めに突然、無料で使用できるOneDriveの容量を2016年の早い時期に5GBまで削減すると発表しました。ただし、5GB以上使っているユーザーに対しては、1年間の猶予を持ってデータにアクセスすることは可能であり、その間に容量を削減することを期待していました。さらに、Office365の契約者に対しては、1TBのOneDrive容量を提供するとして、Office365へ誘導する流れを作ろうとしました。
この発表の後、多くのユーザーからの反対の意見が出て、これによりマイクロソフトは2015年12月12日に新たな案を提案してきました。
基本的には、OneDriveの無料の使用量を5GBとすることは決まっていますが、2016年1月31日までに「ある手続き」を行うことで、容量削減の時期以降も15GBのデータストレージと15GBのカメラロールストレージ(あわせて30GB)を使用できるとする特別なボーナスを受けることができるというものです。
2.マイクロソフトからのボーナス容量をもらう方法
公にはあまり出ていない情報なので、知らない人も多いと思いますが、1月中に行わないとこのボーナスはもらえません。15GBのデータストレージをそのまま維持したい方は、以下の方法に従って手続きを行ってください。
手続きにはOneDriveを使用しているMicrosoftアカウントとそのパスワードが必要です。
画像が多いので、別ブログに方法をまとめることとしました。
OneDriveの無料容量15GBを使い続けるための方法
マイクロソフトは、先月の11月に2016年の早い時期に無料で使えるOneDriveの容量を現在の15GBから5GBに縮小する計画があることを発表しました。
これは、これまでのストレージ容量拡大路線に終止符を打つ事件になりそうです。
5GBを越えて使用しているユーザーにとっては、青天の霹靂であり、手段としてファイルの削除を行うか、それとも追加のストレージ容量を購入するかのどちらかの選択を迫られます。
このマイクロソフトの陰謀の裏には、Office365を購入することで、1TBまで使えるというプランにユーザーを切り替えさせるという計画があるに違いありません。
ちなみに、追加の容量を購入する場合は、50GB単位での追加購入プランのみとなるようです。
もし、無料で使っているユーザーで5GB以上使用しているユーザーには通知が送られ、90日以内に5GB以下にしないと、読み取り専用モードに移行してしまうそうです。
また、90日以降後の読み取り専用モードにおいても、ファイルの閲覧やダウンロードのみは可能となりますが、その後9か月経過しても容量を超過している場合は、アカウントがロックされてアクセスが出来なくなるようです。
そして、全く対応しないまま1年が経過した場合は、OneDrive内のデータはすべて削除されてしまうことになるそうです。
いずれにしても、Google Driveやそのほかのストレージサービスに対して15GBの容量で一歩先を行き、弱小ストレージサービスを追い詰めてきたマイクロソフトが一転、容量を縮小してきたことは、ストレージサービス有料化の方向に舵を切るという事件になりそうです。
一方で、Officeのパッケージを廃止して、すべてネットからのダウンロードアプリとして、期間ライセンスを販売するという戦略に変えてきたマイクロソフトの戦略は、ユーザーに受け入れられるものになるのかどうかが、問われてきているような気もします。
いずれにしても、OneDriveを利用しているユーザーにとってには死活問題ですので、おそらく1ライセンスでもOffice365を購入して、1TBのOneDrive容量を確保するしかなさそうです。
また、この問題とは別に、マイクロソフトはWindows7とWindows8.1を何が何でもWindows10にアップグレードさせるための奇策を来年実行しようとしています。
それは、Windows Updateから強制的にWindows10のアップグレードを実行させるという計画のようです。今年の9月~10月に来たWindows10のダウンロードを促すWindows Updateは、オプションとして登録されていたので強制ではありませんでしたが、来年の前半には、Windows Updateの重要な更新の中にWindows10のアップグレードを忍ばせるという手を使ってくるようです。
この場合は、手動でWindows Updateをしていない人はすべてWindows10に強制的にアップデートが行われてしまうという危険性があります。
そこで、最近のネット上では、Windows Updateの設定を自動ではなく、インストールは手動とするという設定に変えておいた方が安全だということも言われてきています。
いずれにしても、マイクロソフトの陰謀は、Windows10に何が何でも変えさせて、Office365を購入させるという方向に動いているようです。
Windows7やWindows8.1のままパソコンを2020年まで使いたいと思っている方は、Windows Updateの設定を変えて、すべて手動でUpdateするという設定に変えておいた方が安全かもしれません。
Windows7のパソコンをお持ちの方は、Windows10にアップグレードしませんか?というお知らせが画面の右下に出てきて、やっぱりアップグレードしたほうがいいのかなあ~と考えている方も多いのかもしません。
通常は、Windows7からWindows10にアップグレードすれば、機能も増えて使いやすくなるのが普通だと考えられると思いますが、機能的に見るとWindows7の方が圧倒的に高機能だということを知っていただきたく、この記事を書くことにしました。
まず言えることは、Windows7で動くソフトの方が圧倒的に多いということです。
フリーソフトや有料のソフトでも、Windows7で動いていたソフトが全く使えなくなるということがあります。(これについては、ソフトのバージョンアップなどを待つしかありません)
特に、ビデオ編集などを行っている方は、「ムービーメーカー」というソフトを使っていると思いますが、Windows7では、このソフトからDVDへの書き込み機能があるのに、Windows8.1やWindows10では、その機能がなくなっているという問題があります。
これは、Windows8.1以降でマイクソフトが動画に関する特許料をケチったということが原因なのですが、このことにより、Windows7では標準でインストールされていたWindows DVDメーカーがWindows8.1やWindows10では姿を消して使えないようになっています。
このWindows DVDメーカーは写真のスライドを簡単にDVDに焼いたり、ムービーメーカーで作成した動画ファイルをDVDに焼いたりできる優れもののソフトです。
一般のDVDライティングソフトを使うことでも対応できますが、使い方などで悩むことも多くて困っている人が多いようです。
もう1つは、Windows10から新たに導入されたMicrosoft Edgeというブラウザです。まずインターネットを起動すると、このソフトが立ち上がるので、このソフトしかインターネットを見ることができないと勘違いする人が多いようです。
実際には、スタート画面からWindowsアクセサリの中を見ると、Internet Explorerはあるのですが、それに気づくにはだいぶん時間がかかると思います。
これ以外にも、Windows7で使えていたウイルス対策ソフトがそのまま使えなかったり、年賀状ソフトのバージョンアップが必要だったり、プリンタのドライバをWindows10に切り替える必要があったりと、OSのアップグレードだけすればいいというものではないのです。
さらに、メールソフトもWindows7に比べて使いづらくなっています。
それと、お仕事をされている方の場合は、業務用のソフトが使えなくなったり、動作が不安定になったりする問題もあります。
現在、Windows10は公開されてから、4ヶ月程度が経っていますが、マイクロソフトとしてもOSのアップグレードを2世代前のOSからやっているのは初めてなので、想定外のトラブルが発生しているように思います。
一方で、メーカーがWindows10として販売しているPCについては、メーカー側で最適な状態に仕上げているので、ほとんど問題は出ていないと思いますので、購入するのは問題はありません。
しかし、Windows7やWindows8.1からのアップグレードに関しては、機種依存でトラブルに発展する可能性が大きいので、メーカー側のサポートがあるかどうかを確認してから、慎重に行ったほうがいいと思います。
もし、どうしてもWindows7やWindows8.1からWindows10にアップグレードしたいと考えている方は、2016年の7月にするかしないかを選択すればいいと思います。
実のところ、メーカー側としてもWindows10へのアップグレードで生じるトラブルの原因については、十分に把握できていないのが現状のようです。少しずつ情報がたまってくることで、トラブルシューティングなどの情報もたまってきますので、無料期間のギリギリまで待つというのも選択肢の一つだと思います。
お店で購入した外付けハードディスクとUSBメモリを買ったら、データを入れる前にやってほしいことがあります。
まず、一部の外付けハードディスクやUSBメモリの中には、パソコンに接続するとメーカーの付属のソフトが自動で立ち上がってきて、いろんなソフトをインストールするように促してくるものもありますが、基本的にはソフトなどは一切インストールしないでください。
特に、パスワードの設定などをするソフトを入れてしまうと解除するのが大変になるので、絶対にパスワードの設定をしないようにしてください。
そして、まず最初にすることは、リムーバブルディスクとして読み込まれた外付けハードディスクやUSBメモリのアイコンを右クリックして、プロパティを見てください。
プロパティの全般タブの画面で「ファイルシステム」を確認してください。
ファイルシステムが「NTFS」の場合は何もする必要はありませんが、「FAT」の場合は使用する前にWindowsの標準フォーマットである「NTFS」に変更するようにしてください。
売っている状態が、なぜFATフォーマットなのかといえば、WindowsでもMacでも使えるというフォーマットがFATしかないためです。しかし、購入後はWindowsを使う人はNTFSフォーマットに、Macを使う人はHFSフォーマットに変更しておいた方が、絶対に安全です。
FATフォーマットでは使っているうちにエラーが起きやすく、ファイルが読めなくなったり、ファイルシステム自体が壊れてデータを取り出せなくなる危険性もあります。
NTFSフォーマットにすることで、安定した運用ができるようになりますので、ファイルシステムがFATとなっていた場合は、リームバブルディスクのアイコンを右クリックして、フォーマットを選択してください。
なお、フォーマットするとすべてのファイルやフォルダは消去されますので、メーカーのソフトなどが入っていた場合は、デスクトップなどにコピーしてから、フォーマットを実行してください。
フォーマットの画面が出たら、ファイルシステムをNTFSに変更して、クイックフォーマットにチェックが入っていることを確認後、開始ボタンを押してください。
※必ずクイックフォーマットで行ってください。そうしないと大変な時間がかかります。
クリックフォーマットでは、数秒程度でフォーマットは完了するはずです。
実は、最近になってメーカー側もFATフォーマットの危険性を認識するようになって、購入した状態でNTFSフォーマットになっているものが増えてきているようです。
しかし、一般的にはFATフォーマットで売られているものが多いので、購入後には必ずファイルシステムを確認するようにしてください。
なぜ、このようなことを強調するかというと、私の方に持ち込まれるトラブルの中で、ハードディスクのデータが読めなくなったり、USBのデータが読めなくなったりしているケースのほとんどがFATフォーマットのディスクやUSBメモリだからです。
また、読めなくなったディスクやメモリからデータを救出する場合にも、NTFSフォーマットの方が圧倒的に救出できる可能性が高い傾向にあります。
しかし、ディスクやUSBメモリにパスワードをつけている場合は、データを救出できる可能性が極端に低くなります。ですから、パスワードでの運用が必要ない場合は、できるだけパスワードを付けない状態で運用している方がデータにとっては安全なのです。
セキュリティというのは、両刃の刃であり、トラブルが起きた時にはむしろマイナス方向に働くことが多いものです。会社ではなく、個人でのパソコン使用の場合などは、必ず最新のウイルス対策ソフトを入れて、Windows Updateを最新にしておけば、余分なセキュリティは必要ありません。
データを守るという観点で言えば、必ずバックアップを他の機器に取り、2か所以上に同じデータが存在しているようにすることが必要です。
外付けハードディスクやUSBメモリだけにデータを保存している方は、パソコン内にも二重にデータを保存するようにしてください。
今回、ノコテック・ラボとして「感激!ネット英会話留学」という新規サイトを立ち上げました。
このサイトを構築をする上で様々な技術を使っているのですが、一番悩んだことは会員登録の際のセッションの問題です。
一般の人にはなじみがないと思いますが、セッションというのは、ページにログインした状態でサーバー側とクライアント側で保持される情報で、皆さんがご存知のクッキーファイルがその情報を保持しています。
問題は、会員登録などをするページはSSLという暗号化して情報を送るページなのですが、このページでログインしてから、通常のページに移行するとセッションが切れてしまうという現象です。
一般には、この問題は独自SSLを契約していると問題ないようなのですが、独自SSLの契約にはかなりお金がかかります。そこで、共有SSLページと通常ページの間でセッションを維持するためにはどのようにしたらいいのか?という問題を解決する必要がありました。
簡単に言えば、共有SSLのページで作られたセッションは、通常ページには持ち越せないということなので、共有SSLのページでセッションを作ることは無駄ということです。
しかし、情報の入力は安全でなければならないので共有SSLのページで行うことは必須です。要は、そのログインした事実を通常のページに伝え、その上でセッションを確立するという手順が必要になるということです。
このために行った手順は、ログインの事実をMySQLのデータベース内に格納し、その格納した情報を手掛かりに通常ページからMySQLデータベースにアクセスして、その情報があればセッションを確立するという手順です。
ただし、格納した情報を共有SSLのページから通常ページに伝える必要があるので、ページ間はGET送信で伝えるのですが、そこでURLにGET送信の情報が見えてしまうという危険性があります。
そこで、GET送信を受け取るPHPでは表示を行わないことと、送信した情報は一時的な情報としてMySQLデータベースから削除するという手法を考えました。
この情報を受け取るPHPページでセッションを確立して、その後、通常ページに飛ばすことで、見た目上は、自然にセッションが確立されたように見えます。
これらの手法は、昔からあるように思うのですが、セキュリティの問題もあるので、ネットを検索してもまずそのような手法を公開しているところはありません。
今回、一週間ほど試行錯誤して上記の方法でうまくいくことを確認しました。
ということで、会員サイトを構築されるような方は参考にしてください。